ご報告 能登応援プロジェクト2025
La mia Italia+α 能登半島応援プロジェクト2025
3月22日土曜日から25日火曜日まで、La mia Italia+αは1年ぶりに、七尾市、能登町、輪島町野町、珠洲を訪れ、無事1000人分のイタリア料理(ミネストローネ、トマトパスタ、アーモンドケーキ、エスプレッソ)をお届けすることができました。ボランティアにご協力をいただきましたみなさん本当にありがとうございました。
「大きなテントの下にテーブルを並べ、能登半島のみなさんと私たちが、一緒にゆっくり座って料理を楽しむ」そんな被災者の方に寄り添った「イタリア式避難所スタイル」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240801/k10014528791000.html参考)を目標に昨年秋から始動。しかし現地の状況や3月の気候、情報収集不足などの難しい問題をクリアできず、目標への第一歩として、今回は「食事の提供と共に、ソプラノ歌手の小川里美さんの青空コンサートとゲーム」を行いました。(里見さんのコンサートの様子はこちらをご覧くださいhttps://www.facebook.com/satomiogawa)
仮設住宅には一人で暮らしている高齢者の方が多く、食べること、寝ることはできるようになったとは言え、日々の楽しみは無く、イタリア料理はもちろん、オペラを聞くのも初めての方ばかり。いつもは大きな劇場でオーケストラを背に活躍されている里見さんの素敵な歌声が仮設住宅に響き渡ると、優しい空気が流れ、ひとり、またひとりと人が集まり、アンコールの「アベマリア」では、みなさん涙を流して聴いてくださいました
子供たちは、小学校で事前にドキュメンタリー映画を見て、子どもたちなりに被災地の皆さんに心を寄せていました。現地では、自分たちで準備して行ったゲームやくじ引きなどを通して、現地の子どもたちと交流し、新しい友達も出来、ボランティアデビューすることができました。
家を失ったり、災害に遭った時、まず心の安らぎとなるのは温かい食べ物、そして、音楽や人とのふれあいはさらに幸せをもたらしてくれると思っています。
いつか、被災地のみなさんと一緒のテーブルでお話をしながら食事ができる日が来ることを願って、「これからも私たちにできることから」この活動をを続けていこうと思います。